02 / 費用

月額料金だけでは見えない、CRMの総費用

最終確認:2026年9月30日 · 公式の公開情報に基づく解説

「1人あたり月額」の料金に、どのような契約条件が付いているか確認しましょう。購入前に、同じ期間・席数・税区分で見積もりをそろえましょう。

見積もりで確認する6項目

  1. 利用者ごとのライセンスと必要な席数
    管理者、営業、閲覧中心の担当者で必要なライセンスが異なる場合があります。最低契約席数と、使っていない席にも料金がかかるかを確認しましょう。Pipedriveは、ユーザーに割り当てていない席も課金対象と説明しています。公式の課金説明
  2. 月額表示と支払周期
    「月あたり」と表示されていても、1年分の前払いであることがあります。Pipedriveの年払いは前払い・返金不可と説明されています。月払いと比べる際は、割引率に加えて支払いに必要な資金と解約する時期も確認しましょう。年払いと月払いの説明
  3. 初期費用
    導入支援、移行作業、研修、初期設定を合計します。HubSpot Sales HubのProfessional・Enterpriseでは必須の導入支援費が料金表に別記されています。契約するプランで導入支援費が必要かを確認しましょう。公式料金表
  4. 固定費と追加機能
    電話、配信、ストレージ、連携、有料サポート、従量課金など。必要な機能の費用を見積もりに入れましょう。別に契約する外部ツールの費用も加えます。
  5. 増員・減員の条件
    追加した席の課金開始日、日割りの有無、席数を減らせる更新日を確認しましょう。「半年後に人数が増える」なら、ツールの人数変更欄で別ケースを比較します。
  6. 旧システムの残額と更新
    移行中に両方のシステムへ払う費用、解約申請の期限、更新後の価格、キャンペーン終了後の料金を確認しましょう。残額が返金されない場合は、その負担も計上します。

この計算ツールに入れる場所

見積もりの項目入力欄
席ごとの利用料1席あたりの月額 × 契約する席数
導入支援・移行・研修の一時費用初期費用の合計
全体にかかる定額オプション固定の月額費用
途中の増員・減員変更後の席数と変更する月
旧CRMの並行利用旧システムの月額と併用期間

架空の見積もりで総費用を比べる

ここでは、税抜で12か月分の費用を比べます。以下の金額は計算を説明するための仮定で、実際の製品価格や顧客の導入実績ではありません。

両方の候補で5人分の席を契約し、7か月目から8席に増やします。旧CRMの月額5,000円は、最初の2か月間だけ併用費として加えます。

計算ツールに入力する金額
入力欄候補A候補B
1席あたりの月額2,000円3,000円
初期費用の合計60,000円0円
固定の月額費用1,000円0円

席ごとの利用料は、最初の6か月が5席、残りの6か月が8席です。候補Aは2,000円×5席×6か月+2,000円×8席×6か月で156,000円。候補Bは3,000円×5席×6か月+3,000円×8席×6か月で234,000円になります。

12か月分の内訳と総額(税抜)
費用の内訳候補A候補B
席数に応じた利用料156,000円234,000円
初期費用60,000円0円
固定費(12か月分)12,000円0円
旧CRM併用費(2か月分)10,000円10,000円
総費用238,000円244,000円

この条件では、候補Aの総費用が6,000円低くなります。1席あたりの月額だけでなく、初期費用、固定費、途中の席数変更も含めて比べた結果です。

総費用シミュレーターで同じ条件を試す場合は、比較期間を12か月、税区分を税抜にします。候補を2つ用意し、どちらも契約席数を5席、変更後を8席、変更する月を7か月目に設定してください。旧システムの月額は5,000円、併用期間は2か月とし、上の表の金額を入力します。

月別内訳と実際の支払い時期の違い

このツールでは、各月にかかる費用を合計します。年払いの請求日に全額が発生することや、比較期間外の返金不可額は自動計算しません。実際にいつ、いくら支払うかは契約書や見積もりで確認してください。

すべての候補を同じ税区分・通貨に統一し、価格の確認日と有効期限を手元の見積もりに残しておくと、後から見直しやすくなります。

総費用を計算する